パソコンを購入しようとお店に行ったけど、スペック表見ても意味が分からない。
また、パソコンの動作が遅くて相談したら、「そのCPUでは仕方ない」とか「メモリーが少ない(足りない)」などと言われたことはないでしょうか?
「CPUとかメモリーてなによ」と思われる方もいると思います。
パソコンのスペック表には、CPU、メモリー等様々な表記があります。
今回は各項目の意味(役割)について簡単に説明したいと思います。
なんとなく分かっていただければ幸いです。
どんな項目があるのか
一般的にに表記されている項目はこんな感じではないでしょうか
- OS
- CPU
- メモリー
- ストレージ(またはSSD、HDD)
- 解像度(ノートパソコンの場合)
- グラフィック(またはGPU)
各項目について簡単に説明します
(今回は項目の正式名称等は割愛させて頂きます。)
OS
パソコンを動かすためのベースとなるプログラムです。
例えると、マウスを動かすとカーソルが動きます。
これはOSのプログラムによって制御されているからです。
このように、私たちがパソコンを操作出来るように制御してくれているのがOSになります。
OSにはいくつか種類はあります。
Windowsのシェア率は70%以上ですので、OSはほとんどWindowsだと思います。
家電量販店等でよく目にするのは「Windows」ではないでしょうか
※2023年3月の時点では、「Windows11」が主流です。
一部「Windows10」もあるかもしれませんが、こちらでも問題ないです。
先にお伝えした通り、OSはベースとなるプログラムですので、
基本的に、WindowsにはWindows用に開発されたソフト(アプリ)しか使えません。
OSはパソコンを動かす(操作する)ためのプログラムの種類と思ってもらえればいいと思います。
CPU
CPUはパソコンの頭脳といわれ、すべての処理能力に関係しています。
このCPUの性能が良いときびきび動きます。また、複数の作業を同時にこなしてもきびきび動きます。
OSや、各ソフト(アプリ)は、ある程度CPUの性能を考慮して作られています。
そして、OS等のソフトは年々機能向上(進化)してます。
機能が向上することで、考慮される性能も上がっていきます。
古いパソコンがもっさりするのは、考慮した性能に達していない、もしくはギリギリの性能なのが原因です。
特にOS自体の処理がもっさりしてしまうと、全てがもっさりしてしまいます。
メモリー
メモリーとは、ソフト(アプリ)等を起動したときに、一時的に保存されるところになります。
そこから、CPUが処理することにより効率よく作業が出来るようになります。
例えると、メモリの多さは、机の広さにあたります。
机が広ければ、必要なものを机の上に準備でき、効率よく作業ができます。
逆に机が狭いと、引き出しや棚からその都度出す必要があり、効率よく作業ができません。
置ききれないと、作業自体がが出来なくなります。
いわゆるフリーズ状態になります。
メモリーもCPUと同様に、OS・ソフト(アプリ)などはメモリーも考慮して作られています。
必要とされているメモリー数も上がってきています。
古いパソコンがメモリ不足と言われるおおきな原因は、
OSのバージョンアップにより、必要とされるメモリが増えたところにあります。
机のスペースをOSに取られてしまい、他のものを置けるスペースが狭くなってしまった状態です。
その結果、作業効率が悪くなり動作が遅くなるわけです。
ストレージ
ストレージはデータを保存できる容量になります。
SSDとHDDは種類が違うだけで、同じ容量であれば保存できる容量も同じです。
※違いについてはこちらを参照してください。
解像度
解像度はノートパソコンや、ディスプレイ(モニター)に表記されているものです。
数値が高いほど細かい描写が可能になります。
同じ大きさの画面でも、解像度が高いと細かく表示できます。
表示されているものを小さくしてもしっかり表示されますので、空いたスペースに他の物を表示されることもできます。
広く使えます。
同じ大きさのモニターが2つあったとします。
※解像度を紙の大きさで表した場合
A4までしか表示できないモニター(低解像度)
- A4以上のものは、A4の範囲でしか表示されないため途切れる(すべて表示できない)
- A4以上のものを、A4に縮小すると全体を表示できるが、文字などがつぶれて読みにくくなる
A3まで表示できるモニター(高解像度)
- A4のものを画面いっぱいに表示することも可能
- A4のものを半分に縮小して表示しても、文字などはしっかり詠める
[挿絵]
グラフィック(GPU)
近年、ゲーミングパソコンが多く出ております。
ゲームや動画編集などに特化したパソコンです。
その影響で、普通のパソコンにもグラフィックの表記がある場合があります。
グラフィックは、映像関係の処理能力をあらわす表記です。
リアルな3Dゲームや、高画質の動画編集になるとCPUでは処理しきれないため、グラフィックボートという専用のパーツが必要になります。
だからといって高性能なグラフィックボードを取り付ければいいという話ではなく、CPUやメモリーが弱いと十分な性能を発揮することはできません。
量販店などで売られているパソコンであれば、CPU等を考慮されたものが取り付けてありますので大丈夫だと思います。
※ グラフィックの項目に表記があれば、グラフィックボードが付いているとは限りません。
CPU自体のグラフィック性能を表記している場合もあります。
まとめ
- OS → パソコンを操作するためのベースとなるプログラム
- CPU → 処理能力。すべての処理スピードに関係している
- メモリー → 一時的にプログラム等を保管し、処理効率を上げるもの
- ストレージ → プログラムやデータを保存するもの
- 解像度 → どの位細かく画面表示出来るか
- グラフィック(GPU) → 映像関係の処理能力
今回は、どういう役割をしているかで説明させていただきました。
どういうものを選んだらいいのかというのは、別の機会に。