【初心者向け】SSDとHDDの違いについて

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現在のパソコンはSSDが採用されていますが、ひと昔前のパソコンの内蔵ストレージはHDDが主流でした。

「SSDとHDDは何が違うの?」と思われた方もいると思います。

そこで、SSDとHDDの違いについて簡単にお話していきます。

SSDとは

まず、SSDとはデータを保存するための装置のことです。

また、データを保存する装置の総称をストレージといいます。

読み方は、エスエスディとアルファベット読みそのままです。

このSSDの中にWindows自体を動かすプログラムや、作成したデータ等が保存されます。

冒頭でもお伝えした通り現在ではほとんどのパソコンはSSDが採用されています。

では、なぜSSDが採用されているのでしょうか

「挿絵」

HDDとの違い

まずHDDの読み方ですが、一般的にハードディスクと呼ばれている事が多いです。エイチディディでも問題ありません。どちらも伝わります。

今回は構造や技術的な説明は出来るだけ省略してお話します。

SSDとHDDの一番の違いはスピード

データを保存する装置ですので、保存したり保存したものを呼び出したりするのが仕事です。

SSDはこの仕事をするのが得意なのです。

やはり、何が違うのかと言われた場合一番に挙げられるのはスピードではないでしょうか。

例えば、パソコンの電源を入れてから、パソコンを使える状態になるまでの時間がHDDに比べてSSDの方が早くなります。

「挿絵」

他にSSDが優れている所

衝撃に強い小型省電力静音が挙げられます。

これらと先で述べたスピードは構造の違いでSSDの方が優れています。

ここまで聞くと、「それだけ優れているのであればHDDは必要ないのでは?」と思うかもしれません。

しかしHDD自体は現在も使われています。

SSDにも苦手な事があるのです。

SSDのデメリット

まず挙げられるのが価格です。

実はSSDはかなり前からあったのですが、高価なものでした。

徐々に価格が下がり現在では標準搭載されていますが、それでもHDDよりは高いです。

2022/12現在で

250GB 1TB(1,0000GB) 4TB(4,000GB)
SSD 5,000円前後 15,000円前後
HDD 6,000円前後 10,000円前後

SSD250GとHDD1,000GBでは価格は同じくらいですが、容量の差は4倍です。

同じ1,000GBで見ると価格は倍以上違いますね。

次に頻繁に保存と削除を繰り返すとSSDの寿命に影響する。

SSDは書き込み回数、HDDは稼働時間(起動回数)が寿命に影響します。

とはいえすぐに寿命が来るというわけではありません。早まる要因になるという事です。

個人的には一般的な使い方をしていれば、そこまで気にする必要はないと思います。

毎日SSDにバックアップを取るなど、頻繁に書き込みをする場合は寿命に影響してきます。

これも構造の違いによるものですので、気になるようであれば用途によって使い分ける必要があります。

SSD・HDDどちらもいずれ寿命はきますし、突然壊れることもあるので、定期的にバックアップを取る方がよいでしょう。

用途で使い分ける

先の価格の違いでも表れていますが、現在(2022/12時点)SSDは1TB以下の物が多いです。逆にHDDは4TB以上のものが多いです。

これはそれぞれの用途が関係しています。

SSDは、読み書きが早いので、パソコンの起動(Windows等)やプログラムのインストールによく使われます。

HDDは、大きなファイルの保存や、バックアップ等によく使われます。

容量が足りなくなった時は、用途によってどちらを増設するか決めた方がよいでしょう。

数年前に買ったパソコンの起動が遅い

数年前にパソコンを買ったが、電源を入れるのが億劫という方もいるのではないでしょうか。

「パソコンは年賀状印刷くらいしか」という方も多いと思います。

では何が原因で億劫にさせているのでしょうか。

スマホやタブレットで大抵のことが出来るようになった

今まではパソコンでしか出来なかったことが、スマホやタブレットでも大抵のことは出来るようになって来ています。

これも1つの要因ではありますが、パソコンでしか出来ないこともまだありますし、パソコンの方がやりやすいという部分もあります。

スマホやタブレットはすぐに目的の事ができる

やはり一番の要因となるのは手軽さではないでしょうか。

スマホやタブレットは手に取ればすぐに目的の事が行えます。

それに比べパソコンは電源を入れてから、使えるまでにどうしても時間がかかってしまいます。

数年前のHDD搭載パソコンであれば、電源を入れてから立ち上がるまでに数分、そこから実際に操作出来るようになるまで数分、状態によっては電源をいれてから10分経っても操作出来ないなんてこともあります。

そこにWindowsのアップデートなんかが始まってしまったら・・・

これでは電源を入れるのが億劫になるのもしかたありません。

解決策

そこでHDDをSSDに換装することで、起動時間をかなり削減することが出来ます。

他の部分の性能にもよりますが、1分もかからず起動する場合もあります。

電源ボタンを押してコーヒーでもいれて着席ってころには操作できる状態になるわけです。

どうでしょうかこのくらいであれば、調べものや動画視聴、日記など年賀状以外でも電源を入れる機会が増えるのではないでしょうか。

ここで注意点があります

換装出来ない場合もありますので、購入する前に一度パソコンに詳しい方などに相談してみてください。

また、古いパソコンだとサポート期間が切れているほうが多いと思いますが、換装するとメーカーサポートが受けれなくなりますので注意してください。

まとめ

SSDは起動用に最適

HDDは大容量保存用に最適

SSDの恩恵を一番感じられるのは起動の速さ

もし容量が足りなくなった場合、増設はHDDの方が安いってくらいで覚えてもらえればいいと思います。

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